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H.N.金さん
こんにちは。KANEKAWA,SIGERIと申します。HNは金さん。 軽い韻文とソネットを主に書いてます。 仕事は肉体労働派。 リンクフリー。連絡は不要です。

Author:Kanekawa,Sigeri

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蒼穹

空の彼方に何があるのか不安に涸れれて見ることのできない空があるのか哀しみに囚われて見ることのできない空があるのか哀しみに囚われて見ることのない空があるのかそれは心を反射したままこの星の意味を照らしている空の彼方になにがあるのかなにもない空白なのかなにもない空白なのかなにもない青空のなのか人は忘却をを装いあの空の不安から逃れようとふるそして想いだせない追憶をもそこに預けて平穏を目を装い夢のなかだけでそれを浮かび上がらせる

サルビア

サルビアの赤を見つめていると
あなたの遠い夏の記憶に嫉妬する
だってサルビアの甘い汁をあなたが一緒に
吸ったのは
あの頃の彼女だったから
きっと初めてキスをしたのも
彼女なのかもしれない

私と結婚したあなたは歳が離れていて
中年に手が届く大人
私は二十代でまだまだ子供だからかな
真っ赤なサルビアの花たちと
移っているあの頃の古い写真に嫉妬する

ああ私はちいさい人間だなあと
思うのは
彼との共有するおもいでが
まだまだ足りないからだろう

いつか私の知らないあなたの
想い出とともに
すべてを愛してくれるいえる
そんないい女になりたい

いつかいつかそうなるから
今は少しだけ
嫉妬させてください

街路

みどりいろに満ちた街路樹のあいだを
 歩くとわかる
 原始の森が滅んでゆく幻
 が見える
人たちは森をコントロールして
 森を消滅する姿が見える
 それが喜ばしいものか
 どうかは人々の耐性によるだろう
森の幻は霧の奥で今でも
彷徨っている
 その思考の窪みに
 落ち込んだまま霧を封じようとする

海を見つめているとき
感じるものはとおくなり
青空と水平線に覆われてしまう
だれもいないわたしだけの海

ひとりでいるのに
さびしくない
わたしだけの海
会の奥に包まれてゆくような

この世の意味さえ
寄せる波に表われて
わたしはひとつのいきもので
ただそれだけのもの

寄せては返す波のおとに目を閉じると
わたしという存在が不思議におもえるね

愛について

愛なんてことば
信じはしなかった
それは浮ついた建前と
嘘の押し売りだとおもっていた
でも存在するのかもしれない
それは自らの隠された心奥深くに